2017年10月24日火曜日

CJ最終戦下関レースレポート

期日:2017年10月22日  場所:山口県下関市深坂自然の森
天候:曇り 気温18度 コース状況:セミドライ


機材
バイク:SCOTT/スケールRC7002017 メインコンポーネント:シマノ/XTR・Di2
ホイール:シンクロスXRカーボン&シマノXTRブーストハブ 
ハンドル、ステム、、シートポスト:タイオガ フラットカーボンバー Tボーン セプターカーボン
サドル:エルゴン/SME3PROカーボン
グリップ:エルゴン/GE1srim Factory
サスペンション:FOX RACING SHOX/(F)32ステップキャストファクトリー27.5/100mmブースト(50psl)コンプレッション+4
タイヤ:IRCタイヤ/ミトスチューブレスレディー27.5x2.25(1.5bar)
ヘルメット:SCOTT/セントリックプラス/ブラックRCイエロー
サングラス:OAKLEY/JAWBREAKER/LenzClear 
バイクジャージ:ウエイブワン/レジェフィットスコットデザイン
ソックス:SAKO7/フェイドトゥーグレイブルー
シューズ:シマノ/SH−XC9・シマノブルー
チェーンオイル:フィニッシュライン/セラミックワックス&ウエットルブ
サプリメント:グリコパワープロダクション
レース前)エキストラバーナー、ワンセコンドHCA
レース中)クエン酸&BCAA、ワンセコンドライチ
レース後)ゴールデンタイムプロテイン、ジョイントプラス、プロスペックグルタミン
サプリメント:パワーバー
レース前)パワージェルショッツコーラ&オレンジ
レース中)パワージェル/グリンアップル&バナナ
レース後)エナジャイズ/チョコ&バナナ、プロテインバー

結果:8位

©Sumi



2016年度は見送った最終戦下関も今シーズンは子供達のヤル気に後押しされて今年初参加。また、今シーズンのマウンテンバイク大会の締め括りとなり、ベストリザルトを刻んでしっかりと走りたい。3月から始まったアメリカ遠征。シーリーズ戦が4月開幕で~7月までの戦日本選手権。後半戦の9月妙高から再開すると10月の下関まで。世界的に見ても長いシーズンでベストを尽くすには集中出来ない時も多々あった。とくに後半戦は毎週連続レースで、僕自身のパフォーマンス低下が目立ち始め、改善と改良を狙いたかった。


移動疲れを最低限にする為に2日間に分けてドライブをこなし、初日は兵庫県まで。前日は現地まで行き、試走は土曜日の午後と限られた時間の為にスケジュールを組む。そして、大型台風到来で開催が危ぶまれたり、ローカルな雰囲気満載で温かみがあるし、決戦当日はオンタイムの昼休憩があったり、色々と話は尽きないことも踏まえて、レポートしたいと思います。



前日の試走は降り出した雨で滑りやすい路面。コースのリズム感もつかみにくくスピードが速いと曲がれない何度もある沢渡り。テンポが良いログとドロップオフ、シングルレーンが何箇所も枝分かれしていて、スムーズなラインを探る。決戦当日は強風と言う事もありブーステントは立てずに、建物の軒を借りて荷物の運び入れと場所取り。サポートを2レースこなして様子を見ながら準備を進める。駐車場も遠方なので場内アナウンスとコミュニケがスグに確認できる位置にしたいのもあった。スタッフのお昼休憩で、遠征の帰り道も踏まえて早く進行して欲しいもモドカシサを平常に保ち、一時レースは中断で会場も静まり返る。そのチャンスを空かさずコースチェックしたり、身体を動かし準備を進める。


機材の方は雨が降り出しそうな曇り空だったが、既に乾いた路面でドライタイヤのミブロマラソンで充分なコンディションに変化していた。それでも、予備ホイールはレース途中で雨が降っても良いようにスティンゴをピットではスタンバイ。泥を見込んでのリジットバイク、スケールを持ち込んだが空振り。このコースならスパークで走りたかったのだが、仕方が無い。登坂の軽さとダッシュの素早さが利点となるのでコースと自分をマッチさせイメージ。そして、フォックスサスはもう一度見直してエアを25%サグ値と戻り側を+4ノッチ回す。また、リバークロス対策としてセンターブリッジとショルダーを使ってチューブを泥除け代わりにセット。顔に飛ぶ泥で集中力を低下させない対策を施した。


さて、レースの方は遠方で出走者は40名。スタートはセンター2列目で構えていた。何時もより少ないメンバーで、選手の流れが外れて位置取りは後方へと追いやられた。アスファルトが長い分だけ、修正を図りながら普段一緒に走ることのないライダーも多く、何だか新鮮だ。シングルトラックへ入ると暗くラインを確認出来ず苦戦。夕暮れ時に走っているかのようで、ライトでも必要なくらいの暗さに前方のライダーのラインを辿るしかなく、沢渡りも濁った水面ではラインも見極められない。まるで土煙りをあげられた当てずっぽラインを辿るかのようだった。何でも無いところで転倒するライダーもいれば、パンクする選手も多くいた。戦線離脱の恩田選手やチームメイトの山内選手もパンクによりパス。下りで隙間を突いてパスしようにもスピードが付かず並走のみ。グッと堪えて、登りで一気に抜き自分の定位置へと進んだ。


数回危ない時がありつつも回避していたが、右足先端をコンクリートにヒット。シューズのソールが割れてしまうような音と足首に電気の様な痛みが走る。足首が挫いた様な痛みを抑えるがまだまだ集中出来てないだけ痛みをリアルに感じてまともに踏むことが出来ない。1周を終えてアスファルト区間になると、集中しているのか痛みは和らぎ、再びペースアップ。打ち合わせ通りのフィードでのピットワークで補給をこなし、九州勢の沢山の応援で踏ん張りどころを耐える。


3/6周目には11位となり、スタートの直線では前に点々とライダーが4名連なって見える。フルメンバーでは無いからこそ、こんな順位で走ってはいけない。このタイミングで一気にギアを掛けて加速するとスピードがグンと上がりかかり気持ちの良くスピードが上がり始めた。下りで呼吸を整えて、再び踏むタイミングだが何故かペースアップが出来ない。それならばと、ペースをキープして焦らずラインを変えながらスムーズなラインを見極めて、リズムを整え順位を上げた。


シングルトラックでは別々のラインをクリアして、時には蛇行しながらもスピードが上がるラインで一気に駆け上がりパスをする。スタートゴールでは何周かを確認出来ないが、書いてあるボトルでは4!つまりラスト2周でどう展開できるかを考えた。だが、同時に80%で引っかかる可能性が高いとの情報があり、何とかラップタイムをキープして4/6周目9位で通過した。


アスファルトで再びパスされ10位。失速したライダーを抜き、フィードでかなりギリギリタイムでデッドヒートしながらも8位に。昨年度敵わなかった大渕選手からリードする形でパックで進んだ。ヨシ!


フィードからは再び80%更にやばいとの事で、何とかラスト周回を走りたいところだったが、まさかのシングルリザルトでの足切りでシーズン終了。不甲斐ない感じであったが、レースは終了した。



今シーズンは、チームメイトを増員してクラブチームと供に大御所隊として取り組みました。達成出来なかった事も沢山ありますが、チーム員皆んな其々が厳しい練習を耐えて、大会に参加して成績を収めてくれました。そして、皆んなと走る事で僕自身のトレーニングに対する気持ちも高められて、今シーズンの結果に繋がりました。ありがとうございました。また、僕の持つ力を其々に分散し過ぎて、僕自身が崩れそうになりました。しかし、家族の支えやスポンサー各社様の多大なる理解とご協力のお陰でシーズンを終える事となりました。そして、最後にファンの皆様の歓声が原動力となり、まだまだ引き出される可能性に選手生命を引き延ばしてくれています。年齢だったり常識だったり、周囲の予言だったり、言い訳を作ったら退化。非常識と探究心を追求して進化して走るたいと思っています!マウンテンバイクの2017シーズンを今期も無事に終える事が出来ました。大変ありがとうございました。

TEAM SCOTT
松本駿



大会関連サイト:http://misakanaturalforest.com/cj1xcoinfo.htm

大会リザルト:http://wakitasoft.com/Timing/Results/2017/20171022/Result01.pdf

SCOTT BIKES http://scott-japan.jp

Facebookファンページ:TEAM SCOTT JAPAN

0 件のコメント:

コメントを投稿