2016年9月19日月曜日

セルフディスカバリー王滝レースレポート


日:2016年9月18日 会場:長野県木曽郡王滝村
天候:雨 気温20度 コース状況:雨 距離:120km
機材
バイク:SCOTT/スパーク RC700 2016 メインコンポーネント:SHIMANO/XTRDi2 ホイール:SHIMANO/XTRカーボンハンドル、ステム、サドル、シートポスト:Syncros/FL1.0
グリップ:Ergon GE1Slim
サスペンション:FOX RACING SHOX /(F)32FLOAT 27.5 120mm CTD ADJ 1.5"taper 15QR (50psl) コンプレッション+2 (体重60kg) (R)2016FLOAT DPS REMOTE Evol LV 7.5x2(90psl)コンプレッション+3
タイヤ:IRC TIRE/G-crow TUBELESS READY 27.5 x 2.35(2.0Bar)
ヘルメット:SCOTT/ CENTRIC PLUS2017 /BLACK RCYellow
サングラス:OAKLEY /RADER EV Lens/PRZM TRAIL
バイクジャージ:WAVE ONE/レジェフィット
シューズ:Shimano/SH-XC90,CustomFit
チェーンオイル: Finish line/Ceramic Wax Lube&Wet Lube
サプリメント:Grico/Powerproduction (レース前:エキストラバナーワンセコンドHCA(レース中:クエン酸&BCAAワンセコンドライチ(レース後:エキストラアミノアッシド /PROSPECグルタミン/ゴールデンタイムプロテイン/ジョイントプラスPowerber/Powerbar banana PowerGel トロピカルフルーツ (レース中)
Powerber/PowerBar Energize ベリー PowerGel Shots オレンジ エナシャイズワッフル(ベリーヨーグルト)プロテインプラス・チョコレート( レース前後)
トップスピード:ウルトラミネラルタブレット

装備品:
TOPEAK/NINJYA T ROAD  / ShuttleLever1.1 /Fueltank(M)/AeroWedgePackDX(s)/
フェンダー:AlternativeBicycles/BenderFender(SSWCversion)

結果:5位 6:36:57
キングオブMTB 3位



週の初めより雨予報で今年の王滝は、確定されてからは徹底的に雨対策をした。例年は王滝対策編として率先して情報を促していたが、SNSのおかげもあり選手それぞれが対策を紹介しあう事で改めて改善することもあり、対策を見直す。最悪の条件下だった過去の低体温症寸前を体験したことを踏まえ、着用類にも気を配る。雨で濡れて重くなることを嫌い、アンダーはポリエステルの長袖、ポケットの利便性とスポンサーロゴも踏まえ内側にウインドベスト着用。足全体と手と腕、腹部と背筋に冬用のオイルを身体に塗りたくる。サングラスもプロテクション重視でクリアをチョイス。ハイドロフォビックも見せ所である。


その他、補給類をフラスコボトルに準備して、固形のパワーバーも持参。スペアチューブ、タイヤレバー、パッチキット、携帯工具と各部分に散りばめて重量配分。走りに影響しないように考えて取り付けた。バイクは、前もってリンク部とベアリング部に多めのテフロングリス塗り、チェーンにはワックス系を熱を加えチューニング。フレームにはプロテクトコートとペダルのコートをして、ケミカルのフィニッシュラインを申し分なく手間をかける。また、サスセッテイングは高地でのダメージを考慮して柔らかめにセット。ダンピングポジションがあるので、手元レバーで切り替えて適度に走れるように狙った。また、タイヤは転がり重視で最近の王滝では定番のGクローに。タイヤのヨレでパンクを回避を狙いタイヤ圧を高めに2.0Barであったが、グリップがなさすぎるので、次回は1.6から1.8で天気を見て調整と思った。


当日の朝から降っている雨は王滝では初体験。DNSをした選手も多く見受けられたようだったが、それも正解である。でも今の条件下はそいうった経験を積んであったためため、躊躇わずに準備した。気持ちの中では短縮もあり得ると思いながらも・・・・。
スタート直前には相変わらずの長蛇の列。スタートコール、安全祈願と終了し、気の引き締まる思いでレースを走り出した。







パレード走行が解除され、本格的にレースは開始。勢い良く飛び出し先頭を形成してレースを引っ張っていく。後ろには池田、宮津、岡本、國井、森本と続く選手が6名。自分自身で振り返って考えてみても今日一番の走りが出来たのはこの瞬間だったかもしれない(苦笑)積極的にというよりも周囲のスピードが遅いと感じ、自然な流れでハイペースを形成出来る自分の可能性にワクワクしながら第一ポイントを目指した。

長い登り坂で中腹の斜度の切り返しで、突然スピードダウン。今までの勢いが不思議なくらいだが、標高による影響で一気に身体にダメージとなってしまった。脱力感がないのに力が入らずサイクリングペースへ。しかも20kmが過ぎたばかりなのに足が攣るという最悪な状態を迎えた。当然ながらその間にも100kmの選手2名と竹谷選手にも交わされ、淡々と走るしか術はなく、下区間では追いつき、登りでは離されるということを繰り返していた。

第一チェックポイントでは目標となるタイムも大幅に10分遅れ。森本選手が補給でピットインするタイミングに合流できて重なりながら、次の第2チェックポイント1時間30分を目標に進んだ。修行にしかない今の状況は、ペースも上げられないが淡々と走るしかない。久しぶりに味わう雨のレースは、川の水しぶき、水たまり、路面に流れる川と危険を感じながらも自然の状態を眺めながら進む。距離の表示も淡々と刻まれ、再び10分遅れで第2チェックポイントへ到着した。先頭とは20分ほどの差で優勝争いには離脱・・・・。気持ちを切り替えるようにリフレッシュ。慌てることよりも少しゆっくり目にボトルにクエン酸&BCAAの粉で2本のボトルを給水。気持ちをリセットでき前を追った。

一番落石が多くガレている区間が始まる。登り始めて1kmで幅3mほどの川が溢れ出し、道一面に現れた。しかも左側は高さのある崖。42kmクラスのライダーが川で押しているのが見えた。そんな押すほどでもないだろうと思うのに対して、一気に渡ろうと試みるも、フロントフォークの先まで埋まる水位と少し押し流されるような形で立ち止まる。渡りきると森本選手とアルバート選手に追いつかれ振り出しに戻った。やっとの事でパスすると本当の一人旅となった。

降りしきる雨と風。たまに見える天然エイドはとても汲めるような水でもなく、コースの路面は川で抵抗にしかない。水たまりもひどく深くて、一瞬止まりかける。看板を頼りにループ手前の長いダウンヒル。いよいよ過酷な20kmループへと突入した。

きつい登りが淡々と長く続く。暑さがない代わりに、雨で地盤の緩い斜面が余計に辛さを増す。追いついてこないか?逆に誰かに追いつかないか?長い直線で前後確認するが、以前孤独であることはな違いない(苦笑

やっとの事で100km合流して、再び同じ路面を下る。ライダーとつまらない接触事故と相手にも転ばないように細心の注意と呼びかけで、ブレーキは最小限に止めてゴールをした。

自己最速記録からも27分も遅れてのゴールとなったが、この状況下では当然の記録。それでも、近年の大会はコースが綺麗でがれていない分テクニックの差が出ない、単純んな体力差しかでないことも踏まえ残念だ。コースを熟知してきているだけに、12年の王滝チェレンジは5位で終了。来年こそはリベンジとして、しっかり有終の美を飾りたい。会場での応援、沢山のコメントが励みとなりました。応援ありがとうございました。

TEAM SCOTT 松本駿
大会リザルト:
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